読了後、どんより息詰まる閉塞感の中綴っていきます…
面白いです。この本。
長年毒親の母に苦しんできた娘に共感を寄せながら、続きが読みたくて堪らなくなる本でした。
売れている本なので、ネットか雑誌で目にした事はあったけど、
毒親の親子関係に対する愛着障害の本かと思っていました。
それが昨日、ふと立ち寄った書店で目に留まり、
さっと目を通しただけで気になって仕方なくなりました。
実話であり、少なからず家庭環境に難有りの私にとって、身近に感じられる内容でした。
殺人は何があっても許されない、情状酌量の余地はあってもしてはいけない。
殺人以外に選べる道は無かったのか、どこかに相談や救済の道を探せなかったのか。
そんなものは無いんです。
それは、恵まれた環境で育ってきた賢い、若しくは浅はかな人の考える事です。
そんな道や救済は無かったから殺人に至るのだ。
冷静に、同情にも避難にも偏らず淡々と傾聴された取材と文章が読みやすい。
売れるだけの理由がある本でした。
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